NEC、九州日本電気ソフトウェア（株）は、企業内における全ての業務アプリケーションを統合的に管理することにより、業務プロセスや組織の変更時におけるシステム更新を柔軟に行うことのできる共通業務基盤システム(フレームワーク)「GdFrame(ジーディーフレーム)」を製品化し、NECネクサソリューションズ（株）とともに、販売を開始した。
「GdFrame」は、NEC社内の基盤システムとして2002年4月から稼動している「GAUSS(ガウス)」をベースに製品化されたもので、(1)あらゆる業務に対応可能なデータベース基盤と、(2)迅速なアプリケーション開発を支援するシステム開発環境、の2種類のコンポーネントにより構成されたフレームワーク。
全ての業務アプリケーションで発生するデータを統一したフォーマット上で一元管理することができるため、データベース内に必要なテーブル数を従来比で半減させることが可能となり、データベースへのアクセス処理ツールやアプリケーション部品などにより構成され、これらによりアプリケーション開発期間を最大で約3分の1に短縮することが可能となる。
「GdFrame」はこれらの特長により、開発から運用、変更などを含めた基幹システム全体のTCOを3分の2程度に削減できるもの。
