大正製薬(株)は、ネットワーク型のオープンPOSシステム「サポートVAN-VE」を開発し、8月より展開する。
今回の「サポートVAN-VE」は、ネットワーク型POS(店舗と大正製薬のセンターコンピューターとをネットワークで結んだサポートVANシステム)になってから5世代目の機種となる。
最近の厳しい経営環境下にあって、「サポートVAN」による薬局・薬店様への支援策も、より一層充実したシステムの開発・提供が必要となった。医薬品メーカーとして薬局・薬店様を対象としたシステムの豊富な開発経験を活かし、従来の機能を継承しながら、さらに新しい機能を追加した。
「サポートVAN-VE」は、POSと大正製薬のセンターコンピューターとをネットワークで結ぶ従来のサービスをさらに強化し、POSデータの保管はもちろん、加工・分析の結果をWeb上で帳表イメージやデータとしても利用できる仕組みを実現した。
また、Windows-POSの採用で、POSデータをパソコンへ受け渡すことが可能になり、個々の経営者が求める独自の分析にも柔軟に対応できるようになった。アプリケーションは、優良顧客(ロイヤルカスタマー)の確保を目的とした顧客管理機能を強化し、より効果的なサービス活動をおこなえるよう、貢献度の高い顧客や店離れ傾向にある顧客の抽出などの分析機能、ポイント管理などのサービス機能を充実した。
これらPOS機能の充実に加え、導入店のアフターサービスに対応する専用コールセンターやレシート用紙等の消耗品供給サービス、保守運用サービス等を統合したサービスセンター(TSC:大正サポートセンター)を開設し、さらに専任スタッフによる得意様への導入教育、活用支援など運営体制の刷新も図った。