福山通運が5月13日に発表した2010年3月期業績によると、売上高2377億1500万円(前年同期比2.2%減)、営業利益125億2400万円(52.4%増)、経常利益127億3200万円(57.4%増)、当期利益75億4300万円(73.1%増)となった。
運送事業の売上高は2143億7500万円(3.0%減)、営業利益は123億2400万円(72.0%増)となった。
流通加工事業は、昨年4月、東京浦安流通センター(千葉県)を開設し、3PL(事業を主体とする営業展開を強化するとともに、9月にはイオン川崎RDC(神奈川県)を開設し、関東、沖縄、広島に続く専用施設としてロジスティクス事業の拡充に努めた。
流通加工事業のうち国際物流は、中国からの輸入業務の拡大に努め、通関後のリードタイムの短縮を図るなど国際物流とロジスティクスの融合、あわせて迅速な国内輸送体制の構築に取り組んだ。流通加工事業の売上高は126億6900万円(6.9%増)、営業利益は12億5600万円(7.2%増)となった。
来期の業績は、売上高2567億円、営業利益110億円、経常利益112億円、当期利益66億円の見通し。