（株）日立製作所は、企業などの情報システム開発部門が、世界最小クラスの非接触ICチップ「ミューチップ」を使ったRFIDタグを活用し、個品の履歴管理や追跡照会をはじめとした各種業務アプリケーションの開発を支援するソフトウェア「ミューチップマネージャ」を販売開始した。
さまざまな業務アプリケーションを効率良く開発するためのAPIと、それらのAPIを適用したサンプルプログラムを提供する。
具体的には、APIとして、「ミューチップ」のID番号と管理対象の情報との関連付けや、読み取ったIDの履歴管理などを実現するための基本機能のほか、データベース連携やWebベースでの画面構築や操作を実現するためのMicrosoft.NETFramework上で利用可能なソフトウェア部品(HTMLコントロール、Webサーバーコントロール、WindowsFormコントロール)、さらに、PDAを読み取り装置として使用するための動作設定や動作テストを行うための制御機能を提供する。
また、「ミューチップマネージャ」の各種APIを利用したサンプルプログラムを提供する。サンプルプログラムのコーディング部分にAPIの使用方法のコメントを記載しており、APIの適用を容易にする。
これらのAPIやサンプルプログラムを活用することで、「ミューチップ」を使った業務アプリケーションのプログラムを容易に、かつ短期間で開発することが可能となる。
