(株)ニヤクシステムサポートは、バルク輸送統合システム「BUSS(Bulk Haul Management Support System)パッケージ」をASPサービスとして7月1日から営業を開始する。
都築電気(株)が同社の代理店となり販売・ユーザーサポートを行う。
「BUSSパッケージ」は、ニヤクシステムサポートが日本アイ・ビー・エム(株)と共同開発したもので、業界で初めて石油・LPGなどのバルク輸送(タンクローリーなどによる陸上輸送)における受注・配車・実績管理・請求処理など一連の全業務処理をシステム上で統合管理することに成功した。
また、富士通などが製造販売している車載端末機を利用した運行パッケージと連携することで、稼動・勤務管理に加え燃費向上や安全運行管理も可能となっている。
ユーザーとなる輸送会社は、顧客や下請会社との間のデータ授受を、全てインターネットを通じて行うことができる仕組みで、業務の迅速化や効率化にも役立つ。
更に、石油やLPGに限らず、様々な化成品や粉粒体などにも充分に応用可能。
個別システムをそれぞれ別々に購入したり、自社開発することで起こる諸問題や、高いシステムセキュリティを確保するために発生する費用面での負担等についても、ASPサービスという手法を用いることで解消し、ユーザーはより安価でグレードの高いシステムを利用することができるようになった。
このように、ニヤクシステムサポートは業界初のインターネットを用いたバルク輸送統合システムをASPで提供することにより、輸送会社向けの販売だけでなく、石油・化学会社や商社のロジスティクス業務全般のアウトソーシングニーズも汲み取ることができるものと見ており、当該システムが近い将来に業界標準となることを期待している。