LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日本IBM/業務受託サービスに物流管理を追加

2006年05月01日/IT・機器

日本IBM(株)は、企業変革を目的としてお客様の業務を受託するBTO(ビジネス・トランスフォーメーション・アウトソーシング)サービスにおいて、新たに3つのサービス分野を追加し、お客様のイノベーションを通じて成功に貢献するサービス体制をいっそう強化する。

IBMはお客様のITのみならず業務そのものを受託し、標準化・集約化によるコスト削減、ITを活用した業務改革により業務効率化を追求するBTO事業を全世界で推進している。

日本では2004年のサービス開始以来、経理財務、人事、調達、CRM(顧客サービス業務)の4分野を中心にサービスを提供してきた。自らの強みとなる中核業務に特化し、その他の業務を選択的に効率化したいというお客様の需要に対し、幅広い業務分野で対応していくため、日本IBMではお問い合わせ対応業務(インバウンド型CRM)、物流管理、R&D(研究開発)イノベーションの3分野で新たにサービスを提供していく。

追加した3分野

物流管理
お客様の物流管理業務を受託するサービス。最適な配送経路の選択や、物流サイトのロケーション戦略策定、物流計画の策定、配送の戦略ソーシングといった物流管理業務をコンサルティングから運用までをBTOとして受託する。

サプライチェーン・マネジメント領域でのコンサルティングおよびシステム構築の実績をもとに、グローバルな物流戦略・企画機能を確立し、物流管理業務を効率的に運用し、無線IC(RFID)タグや物流最適化技術など、大和研究所で開発された最先端のテクノロジーを活用したサービス提供も行う。

問い合わせ対応業務(インバウンド型CRM)
お客様からのお問い合わせ対応を行う(インバウンド型)コンタクト・センター・オペレーション業務を受託するサービスを提供。これまでCRM分野では、ibm.comセンターで培ったノウハウを活用して非対面営業を行うコンタクトセンター業務(アウトバウンド型CRM)を主に受託してきた。この度、インバウンド型コンタクトセンターの業務受託を開始することで、従来のアウトバウンド型や、事務処理などのバックオフィス業務を含め一括して受託することが可能になる。

単にコンタクトセンターをそのまま運用するだけでなく、各地に分散しているお客様コンタクトセンターを一箇所に統合、集約することでコンタクトセンター業務を効率化し、お客様満足度向上を図る。

さらに、IBMが全世界に持つ約30のコンタクトセンターと連携できるため、全世界規模で事業を展開されるお客様向けに、グローバルで一括したコンタクトセンター運用業務を提供することも可能。

また、お客様のお問い合わせに効率的に対応するだけでなく、コンタクトセンター内で蓄積されたお客様データをマーケティングなどに有効活用するために、IBMの大和研究所の技術を活用した先進的なデータ/テキスト・マイニング・スキルを導入することも可能で、日本IBM自身がお客様コンタクトセンターとして活用しており豊富な実績・ノウハウを持つ沖縄、オーストラリアのブリスベン、中国の大連のセンターを活用することで効率的な運営が可能になる。

R&Dイノベーション
主に製造業の製品開発工程における組み込みソフトウェア/ハードウェア等の開発業務サービスを提供する。CAD/CAM(コンピューター援用設計)を使ったモデリング・3次元シミュレーション・テスト業務の受託なども行う。

コピー機やプリンターなどのオフィス製品をはじめ、カーナビ、携帯電話、HDDレコーダー等において、特にソフトウェア開発の品質向上と効率化が製品競争力を左右するようになっており、こうしたお客様のニーズにお応えするもの。お客様は、新製品開発にかかる時間を短縮し、品質向上、開発コストの低減等が見込め、さまざまな構造化技法や品質管理技法、プロセス、プロジェクト管理技法などIBMがこれまで培ってきた経験ノウハウを最大限に適用していく。

また、これまで提供してきた業務分野についてもサービス内容を強化していきます。経理・財務業務では、内部統制強化への需要に対応するため、IBM自身が米国SOX法やグローバル会計に対応してきた経験や、IBMビジネスコンサルティングサービス(IBCS)で提供している内部統制コンサルティングのノウハウを活用し、営業の支援業務、購買の支援業務まで受託対象範囲を広げていく。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース