住友電気工業（株）は、グループの産業電線事業に関し、完全子会社である住友電工産業電線（株）を中核会社とする事業推進体制をさらに強化するため、グループ内の基本技術・ノウハウと製品を同社に一元的に集約する。
連結子会社である住友電装（株）は、7月1日をもって電力線事業から撤退し、同事業を住友電工産業電線に営業譲渡した。
連結子会社である阪南電線（株）を7月1日付で完全子会社化し、住友電工産業電線と阪南電線は、10月1日付で合併する。
連結子会社であった河村電線工業（株）を完全子会社化し、さらにことし1月1日付で住友電工産業電線に社名変更し、同社をグループの産業電線事業の中核会社とする事業体制の構築を推進してきた。
住友電装の電力線事業を住友電工産業電線に移管し、また住友電工産業電線とゴム線専業メーカーの阪南電線が合併することで、住友電装が有するPEX（架橋ポリエチレン）技術、阪南電線が有するゴム技術が、住友電工産業電線に統合される。
これにより、PVC（ポリ塩化ビニル）技術を有する住友電工産業電線に産業電線事業の基本技術・ノウハウと製品が一元的に集約されることとなる。
今後、経営の効率化を図ると共に、販売・製造・開発等の面でのシナジー効果を追求することにより同社の経営基盤・体質の強化を一段と推し進め、グループとして産業電線事業の発展・拡大に注力する。
