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ライオン/中外製薬の一般用医薬品事業の営業譲受

2004年08月01日/未分類

ライオン(株)と中外製薬(株)は、中外製薬の一般用医薬品(OTC)事業をライオンに、また、中外製薬の子会社である永光化成(株)の殺虫剤製造事業をライオンの子会社であるライオンパッケージング(株)に営業譲渡する。

ライオンは、中期経営計画(VIPⅡ計画:ValueInnovationPlanPartⅡ)において、家庭品事業とともに、薬品事業をコア事業と位置づけ、積極的な成長戦略を推進している。

中外製薬のOTC分野は、ドリンク剤、殺虫剤など、ライオンの既存事業との重複が少なく、技術・マーケティング両面で相互補完的な統合が可能であり、保有資源のシナジー効果が期待できる。

また、両社の事業を統合することで売上高500億円超の規模となり、市場地位の強化を図ることが可能となる。

このため、両社のOTC事業の統合は、ライオンの薬品事業の成長戦略において重要な効果をもたらすと判断し、本事業を譲り受けることとした。

中外製薬は、コア事業である医療用医薬品事業を大幅に強化すべく、2002年10月、ロシュ社との戦略的アライアンスをスタートさせ、以来、同社との緊密な連携を通じて、抗体医薬等の先端技術はもとより、世界有数の化合物バンクと研究情報を活用した低分子合成医薬の開発にも強みを持つ、グローバルな研究開発型企業をめざして全力を投入している。

一方、OTC事業は、2001年よりカンパニー制を導入し、自立経営に向けた収益構造の改善、組織風土の改革を着実に実施してきたが、全社的な戦略性という観点から改めてOTC事業について検討した結果、OTC事業をコア事業と位置づけ、保有ブランドとのシナジーが期待できる企業へ譲渡することが、事業価値最大化への最善の策であると判断し、今般、ライオンへの営業譲渡を決断した。

譲渡対象
(1)中外製薬のOTC事業(中外製薬ヘルスケアカンパニー)およびOTC事業に関連する商標、特許、意匠、ノウハウ、要員、契約上の地位等
(2)永光化成の殺虫剤製造事業

営業譲渡の日程:2004年末まで営業譲渡実行予定

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