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デンソー/「環境社会報告書2004」発行

2004年08月04日/未分類

デンソー(株)は「環境社会報告書2004」を発行した。

物流の合理化をテーマに輸送エネルギーの低減を進めている。

デンソーは、トラック・鉄道・船舶によって、国内外の自動車メーカー、ディーラー、部品商などのお客様へ納入している。
そして、物流システムを担当する(株)デンソーロジテム(100%出資の子会社)と連携し、①積載・輸送効率の向上によるCO2排出量の低減②包装資材の使用低減を進めている。

物流の合理化は、デンソーグループの共通課題として、継続的な改善に取り組んでいる。

CO2排出量低減への取り組みは、①トラック便から鉄道や船舶便へ移行するモーダルシフトの推進②他社との共同輸送③軽量樹脂パレットへの切り替えによる積載効率の向上を柱に進めている。

しかし、2003年度は生産量の急増によって輸送量は約670万m3(前年度比18%増)となり、CO2排出量は効率向上策を上回り、4万6,800トン-CO2(前年度比8.1%増)となった。

次年度は、①~③の対策をさらに強化し、いっそうの効率向上に努める。

資源循環型リサイクルコンテナを共同開発
’03年度の包装資材の使用量低減は、自動車メーカーに製品を納入する際の荷姿の簡素化、海外拠点向けのダンボール箱から再利用可能なリターナブルコンテナへの切り替え推進などにより、1万4,000トン(’95年度比30%減)と前年度とほぼ横這いとなった。

また、新たな方策として、樹脂コンテナのマテリアルリサイクルに取り組んだ。従来、樹脂コンテナは劣化や破損で使用済みになると、主に高炉還元剤としてサーマルリサイクルしていた。

しかし、資源循環の観点からマテリアルリサイクル化が望ましいことから、積水化学工業(株)等と連携して使用済みコンテナの回収システムと新しい再生技術を活用したコンテナを開発。’03年度より主力工場およびグループ企業(浜名湖電装(株)、アスモ(株)、テクマ(株))などで運用している。

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