デンソーが2月3日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は2兆1182億300万円（前年同期比19.5％減）、営業利益787億8200万円（7.5％減）、経常利益937億7900万円（6.7％減）、当期利益503億7000万円（35.8％増）となった。
第3四半期は、世界的な車両生産の減少と為替差損で売上高は減収となった。国内向けも、国内の車両生産減少と海外生産用部品の輸出減少などに見舞われやはり減少となった。営業利益は国内は固定費の削減効果などで137億円（380.2％増）と大幅な増益となったが、そのほかの地域では減少。
経常利益は固定費の徹底的な削減に取組んだものの、売上の減少による操業度差損、為替差損などで減益。当期利益は増益となった。
事業別の状況では、自動車分野の売上高は2兆836億円（18.4％減）、営業利益は844億円（10.7％減）と減収減益。新事業分野の売上高は346億円（54.7％減）営業損失は56億円（前期は94億円の営業損失）だった。
通期は売上高2兆9500億円（6.1％減）、営業利益1100億円、経常利益1260億円、当期利益750億円を見込んでいる。
