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クラレ/「エバール」事業を米国で増設

2004年08月04日/未分類

(株)クラレは、EVOH樹脂(当社商標:「エバール」)の世界的な需要拡大に対応するため、エバルカ社(アメリカ)に年産24,000トンの設備を増設する。

「エバール」は1972年に世界で初めて開発・事業化した高機能性樹脂で、プラスチックとしては最高レベルのガスバリア性(汎用ポリエチレンの約10,000倍)を有している。

優れた気体遮断性を生かし、食品の保存性に優れた包装材料として高い信頼を得て、食品包装材料分野を中心に事業を拡大させてきた。

近年では食品包装以外にも、軽量化や成形加工を容易にしながら燃料ガスの排出規制に対応できるため、自動車ガソリンタンクへの採用が急速に広がっている。

さらに、床暖房用パイプなど住宅・生活関連分野などを含めた非食品分野も伸長しており、当樹脂の需要は日本・米国・欧州を中心に年率10%以上の拡大を続け、今後は生活スタイル・生活水準の向上が予想されるアジア等の地域での需要拡大が期待されている。

現在、岡山事業所、エバルカ社、エバールヨーロッパ社(ベルギー)の日米欧3極で年産合計45,000トンの生産設備を有しているが、現在進行中のエバールヨーロッパ社増設に続く今回のエバルカ社増設により、2006年度には年産合計81,000トンの生産能力に拡大する。

エバルカ社での設備投資の概要
場所:米国テキサス州パサディナ
生産能力:現状年産23,000トン
今回決定分年産+24,000トン(04年9月着工・06年3月完工予定)
計年産47,000トン
設備投資額:150百万米ドル

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