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NEC/RFIDを活用した「書類収納管理システム」開発

2004年08月18日/未分類

NECと日興通信は、業界で初めてRFIDを活用し、大量の書類の所在確認や入出庫管理などの大幅な効率化を実現する「書類収納管理システム」を共同で開発する。

「書類収納管理システム」は、(株)名古屋銀行への導入が決定しており、来年4月の稼動を予定している。

同時に導入する予定で、北陸コンピュータ・サービス(株)が開発を担当している「債権書類本部集中ワークフローシステム」との接続・連携を図ることで、数十万件の債権書類の管理業務の大幅な効率化を実現する。

「書類収納管理システム」の主な特長

自動的かつリアルタイムでの書類の所在管理や入出庫管理などを実現可能
ICタグの指向性によって制限のあったデータを読み取る方向の問題を解決し、複数のRFIDを同時に、どの方向からでも瞬時に検知できる「全方向型ICタグ読み取りアンテナ」を新たに開発する。

「全方向型ICタグ読み取りアンテナ」を書棚に取り付けて、書類を納めたケースに装着したICタグを検知することで、自動的かつリアルタイムでの書類の所在有無や所在確認、入出庫管理などを可能としている。

これにより、大量の書類の管理業務の効率化や、重要書類の取り扱いに関するセキュリティ強化などを実現することができる。

大量の債権書類の管理業務の大幅な効率化を実現可能
このたびの「書類収納管理システム」と、金融機関におけるセンター集中ワークフロー管理を目的とした「債権書類管理システム」を連携することで、数十万件におよぶ債権書類の入出庫作業を省力化できる。

さらに、一斉棚卸による債権書類の在庫確認作業をなくすことができるなど、管理業務の大幅な効率化を実現することができる。また、書類の種類別・営業店別などの棚割りが不要となり、保管スペースの有効活用が可能となる。

NECと日興通信では、本システムを利用することで、現在主流のバーコードシステムによって債権書類の一斉棚卸を年2回実施する場合に比べて、書類件数で10万件あたり年間約600万円のコスト削減が可能であると見込んでいる。

個人情報漏えい防止を前提とした書類管理を実現可能
このたびの「書類収納管理システム」と、書類を保管している部屋の入室管理システムや、利用者認証システム、指紋認証システムなど、各種セキュリティシステムとの連携を図ることで、誰が・いつ・どの書類を持ち出したかをリアルタイムで検知することも可能となる。

これにより、金融機関の債権書類や病院のカルテをはじめとする重要書類の紛失や持ち出しなどのリスクを限りなくゼロに近づけることができるなど、個人情報漏えい防止を前提とした書類管理を実現することができる。

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