(株)サトーは、新たにエイリアン・テクノロジー社製モジュールを搭載したRFIDプリンタを開発し、10月より米国にて販売を開始する。
既に、従来のHF-13.56MHz対応モデル、および欧州と米国両方の周波数帯に対応可能なサムシス・テクノロジー社製UHF帯対応モジュールを外付けしたRFIDプリンタの販売を開始しているが、今回UHF-915MHzに対応したエイリアン・テクノロジー社製モジュール搭載RFIDプリンタを製品ラインナップに加えることにより、米国を中心としたRFIDビジネスへの対応力が強化された。
米国ではウォルマート社や国防総省より、納入業者に対してケース/パレット単位でのICタグ貼付義務化について相次いで発表されているが、同社のエイリアン・テクノロジー社製モジュール搭載RFIDプリンタは、モジュールがプリンタに内蔵されており、省スペース化を実現した。
今回同モジュールを搭載するプリンタ機種は、CL408e/CL412eおよび、M-8485Seの三機種。
CL408e/CL412eは製造業、物流業に最適な堅牢設計の卓上型プリンタ。M-8485Seは自動出荷ラインでのラベル自動貼り付け装置への組込みに適したタイプのプリンタ。
いずれもICタグに情報の書き込みを行うのと同時に、バーコードや2次元コードを印字できる機能も装備し、印字前にタグの読取り検査を行うため、不良タグの発行を未然に防ぐことが可能。
引き続き、国ごと地域ごとに異なる周波数帯や規格に柔軟に対応し、それぞれのユーザーに最適なRFIDソリューション提案を行える体制作りを目指す。