日本オラクル(株)は、顧客管理システム「Oracle Customer Relationship Management」(以下:OracleCRM)の最新版を発表した。
最新版「OracleCRM」は、統合アプリケーションソフト「OracleE-BusinessSuite11i.10」より搭載されます。「OracleE-BusinessSuite11i.10」は、今秋、日本オラクルより提供開始する。
「OracleCRM」最新版は、オラクルの顧客情報統合ツールである「Oracle Customer Data Hub」と併せて利用することで、新たにデータベース内の各項目により極め細やかなアクセス制御設定を行う「オブジェクトベースセキュリティ」を採用し、個人情報保護法に対応した顧客管理システムを構築することが可能。
最新版では、企業のマーケティング活動を支援する「Oracle Marketing」の新機能として、「キャンペーンワークベンチ」と「オーディエンスワークベンチ」を提供する。
「キャンペーンワークベンチ」は、顧客をターゲットとした様々なキャンペーンやイベントを複数、同時並行で企画立案、実行、管理、効果測定が可能、かつ複雑なキャンペーン、イベント間の依存関係、スケジュールを分かりやすいユーザー・インターフェースで提供する機能。
「オーディエンスワークベンチ」は、オラクルの分析ツールである「OracleDiscoverer」と統合された市場分析やユーザーに馴染みやすい自然言語による顧客ターゲットリストの作成を可能にする機能。
新機能として、今後ますます比重の高まることが予測されるパートナービジネスをサポートするための、商談の共有紹介、資金提供管理、柔軟な取引を実現するための価格設定機能などを持つ「Oracle Partners Management」が新たに加わった。
従来より提供していた、キャンペーン・引合い・商談管理から提案・見積りまでを一貫してプロセス管理する「OracleSales」やインターネットアクセスが可能な携帯電話を利用した保守サービス関連機能を提供する「MobileFieldServerWirelessOption」などの機能も大幅に強化されている。