新日本石油(株)は、新日本石油グループにおける潤滑油事業の更なる競争力強化のため、潤滑油製造拠点の最適化を検討し、潤滑油製造体制の再構築計画を決定した。
2006年度上期に新日石加工(株)東京工場を閉鎖する。これに伴い同工場で行っている潤滑油・グリース製造を、新日本石油精製(株)横浜製油所を中心として根岸製油所、水島製油所と和歌山石油精製(株)海南工場に移管する。
なお、新日精横浜製油所には約70億円を投資して潤滑油調合充填設備の新設を計画している。
2006年度上期に新日石加工新潟工場を閉鎖する。これに伴い同工場で行っているソルベント(インク溶剤)製造を新日本石油化学(株)川崎事業所に移管する。
なお、新日石化学川崎事業所には約50億円を投資してソルベント製造装置の新設を計画している。
グループは潤滑油製造体制の再構築を行って、収益力の強化を図り、もって業界トップの競争力を実現する一環として、2006年度上期を目処に新日本石油精製(株)と新日本石油加工(株)を合併する。
なお、本計画におけるグループのメリットは、年間約22億円を見込んでいる。