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日本郵船/荷役機器用ディーゼルエンジンに燃料油添加剤を採用

2004年10月11日/未分類

日本郵船(株)は環境保全の一環として、排ガス中のばい煙を削減する発煙防止型燃料油添加剤(エコノフリーA、日本油化工業(株)製)の導入を開始した。東京コンテナターミナルの荷役機器(ディーゼルエンジン)用として使用する。

同コンテナターミナルは、東京都環境確保条例におけるディーゼル車の排ガス規制の対象外だが、今回採用した燃料油添加剤の使用によって、来年4月以降に一段と強化される予定の粒子状物質(PM)の排出規制値0.18g/kWh(総重量2.5トン超のディーゼル車の場合)を下回る見込み。

なお、同燃料油添加剤を用いた方法は、燃料油そのものに添加剤を注入する独自の方法であり、東京都がディーゼル車に指定した粒子状物質減少装置とは全く異なるもの。

同方法によるテストでは、荷役機器用ディーゼルエンジン(400kW、1500rpm)に同添加剤を加えた場合(80kW出力時)無添加と比べて、排ガス中の粒子状物質量は単位排ガス当たり(g/Nm3)で25.0%、単位出力当たりで(g/kWh)40.0%削減された。

また、同添加剤の使用により、燃料消費量も減り、地球温暖化の原因とされているCO2排出量は2%程度の削減となる。特別な工事や調整も不要で、掛かるコストは燃料油コストの削減で十分まかなえるものとなっている。

同社は同添加剤の使用が大気汚染物質の削減に有効であると判断し、従来から使用している船舶のみならず荷役機器のディーゼルエンジンにも今回採用することとした。

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