新日本石油（株）、NEC、（株）タツノ・メカトロニクスの3社は、インターネットITS協議会活動を通じて、次世代のインターネットプロトコルを基盤に用いたインターネットITSを活用した、サービスステーション(SS)における新たな情報サービスの実用化に向けて、共同で実証実験を開始する。
具体的には、走行中の自動車から収集した個々の車両データ(燃料油のタンク残量、カーナビの目的地設定情報、位置情報等)から、走行可能距離、給油のタイミング、最寄のSS店舗情報、キャンペーン情報等を、車載端末(カーナビ)にプッシュ配信してお知らせするとともに、最寄のSSへカーナビ誘導をする。
さらに、車両が入店したSSにおいて車載端末と店舗システムとを連携した給油時の適切なサービスや、安全点検結果の情報とメンテナンスのタイミングを迅速に提供することのできるシステム(「次世代SSシステム」)などの検証を行うもの。
主な概要
実験名称：「次世代SSシステムに関する実証実験」
実験期間：2004年10月13日～2005年3月31日
実験場所：新日本石油中部支店研修センター(愛知県名古屋市)
実験内容(1)インターネットITSの広域/狭域通信技術の活用により、個々の車両の情報(ガソリン残量などの車両情報)をセンタサーバにて収集し、走行中の車両の車載端末に対して各車の状態に応じたSSのサービス情報をプッシュ配信するシステムの検証。
(2)SS内において、無線LANやDSRC(※3)を活用し、車載端末を介したシームレスなロードサイドサービスの提供(車両情報に応じた点検案内やSS内での給油～洗車～点検ガイダンス、キャッシュレス決済など)。
