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住友商事/豪州穀物の港湾ターミナル・サイロ運営会社の50%株式取得

2004年11月18日/未分類

住友商事(株)は、豪州穀物大手グレイン・コープ社(本社:ニューサウスウェールズ州シドニー市、社長:トム・キーン)との間で、同社が保有する港湾ターミナルと穀物サイロ運営会社、オーストラリアン・バルク・アライアンス社(以下:ABA社)の全株式50%を取得することで合意した。

ABA社は、1999年に穀物大手のオースバルク社とグレインコ・オーストラリア社(2003年にグレイン・コープ社が買収)が集荷・輸出基盤の拡充を目的に折半出資で設立した持株会社で、ビクトリア(VIC)州メルボルン港に輸出ターミナルを保有し穀物の保管・輸出を行うメルボルン・ターミナル・オペレーション(MTO)社と、VIC州とNSW州南部に穀物サイロ7拠点を保有し穀物の集荷を行うオーストラリアン・インデペンデント・グレイン・ターミナル(AIGT)社を傘下に持つ。

豪州は穀物・油糧種子輸出量2,600万トン(2003/2004年穀物年度)と米国、カナダに続く輸出大国で、特に距離的優位にある日本始めアジア市場向けでは高いコスト競争力を有している。

住友商事は、豪州を穀物・油脂ビジネス(輸入・三国間取引)の最重要仕入先の一つに定め積極的な収益基盤拡充を行う方針で、集荷・輸出インフラ基盤を獲得し、穀物・油糧種子の集荷・輸出を行う。

住友商事は、今回のABA社株式取得を通じ、事業パートナーであるエー・ビー・ビー・グレイン社(2004年9月27日にオースバルク社と合併)と戦略的提携関係を構築するとともに、食の安全性やトレーサビリティ-への対応力を高め、穀物・油脂ビジネスの飛躍的な事業規模拡大を図る。

ABA社の概要
社名:オーストラリアン・バルク・アライアンス・ピーティーワイ・リミテッド
(英文社名:AustralianBulkAlliancePtyLtd.)
設立:1999年4月
所在地:サウスオーストラリア州アデレード市
株主:エー・ビー・ビー・グレイン社50%、グレイン・コープ社50%(同社持分を買収)
事業:港湾ターミナル及び穀物サイロ運営

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