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三井造船/那覇港向けコンテナクレーン納入

2004年11月10日/未分類

三井造船(株)は、那覇港管理組合より受注していたコンテナ用岸壁クレーン(ポーテーナR)1基を那覇港国際ターミナルに納入した。

クレーンの製作は同社大分事業所(大分県大分市)にて行った。那覇港国際ターミナルのクレーンとしては1999年に設置された1号基に次ぐ2基目にあたり、同港・9号岸壁に設置し、受注金額は約7億4000万円。

クレーンは、20フィートコンテナ2個吊りのスプレッダ(吊り具)を採用し、40フィートコンテナと20フィートコンテナの混載船の荷役において効率的な荷役作業を可能としている。

近接する那覇空港の航空路確保のため、中折れ式ブームを採用することで高さ制限(63.5m)をクリアし、また台風や塩害の影響を考慮した設置対策、塗装対策を行うなど那覇港独特の条件・気象に対応している。

那覇港は北米をはじめとする国際コンテナ航路(4航路)を含む50以上の航路を持ち、地理的に上海に近く釜山と高雄のほぼ中央に位置し、中国の貨物を米国や欧州へ仕向けるのに理想的な位置関係にある。

那覇港管理組合は、現在供用中の9号岸壁に引き続き2006年1月に供用開始予定の10号岸壁ナは2基の岸壁クレーンを計画しており、さらには11号岸壁の計画もあり、コンテナ貨物量の伸びに対応した国際流通港湾機能の拡充を図っている。

■[岸壁クレーンの概要]
対象船舶16列5段積みコンテナ船(APLC10相当)
定格荷重40.6トン
アウトリーチ44.0m
バックリーチ11.0m
揚程34.5m(スプレッダ下高さ)
高度制限63.5m
巻上速度70~150m/分
横行210m/分

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