NECとアビームコンサルティング(株)は、資本提携を含めた戦略的な提携関係を確立することについて合意した。
NECは、合意に基づき、12月に第三者割当増資の引き受けを含めて約100億円を出資し、アビームコンサルティングの議決権付き株式の3分の1強を保有する。さらにNECは、段階的に出資比率を高め、2010年までの間に、アビームコンサルティングの株式100%を取得する予定。
このたびの資本提携は、IT・ネットワーク統合ソリューションを中核としたグローバル展開とコンサルティング事業のさらなる拡充を目指すNECと、財務基盤強化による海外拠点網の早期拡充や顧客基盤拡充などを目指すアビームコンサルティングの目的が合致して行われるもの。
NECは、アジアを中心に約500社の顧客企業を有するアビームコンサルティングの豊富なコンサルティング実績と高い専門性を有するERPパッケージ導入サービスのノウハウを活用することで、戦略的コンサルティングサービスやERPパッケージ関連サービスなどを拡充するとともに、アジアを起点としたグローバル展開を強化することが可能となる。
アビームコンサルティングは、財務基盤を強化することで、アジアを中心とした海外拠点網の早期拡充や、大規模プロジェクトの受注拡大などが可能となり、NECが有する幅広い顧客企業へのサービス提供を推進することで、顧客基盤のさらなる拡充が可能となる。
資本提携後も、アビームコンサルティングは独立した事業会社として、西岡社長の指揮のもと、お客様企業の発展に寄与するサービス/ソリューションを提供する。
具体的な事業協力
アジアを起点としたグローバルなソリューション事業の展開
コンサルティング-SI-アウトソーシングの総合的なソリューションを提供
共同マーケティングの推進