LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

山九/平成17年3月期中間決算短信(連結)

2004年11月21日/未分類

山九(株)の平成17年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

主要な顧客である鉄鋼・石油化学業界は、東アジア向け輸出の好調さに加え、国内需要も堅調に推移するなど、生産量の増加がみられたが、大規模な業界再編のなか、更なる体質強化を目指した合理化施策が依然として継続されている。

また、物流業界も、中国を中心とした輸出入貨物量が増加しているが、物流コスト削減圧力は根強く、依然として厳しい状況が続いている。

このような経営環境下、グループは、3PL、3PM(一括メンテナンス)など、引き続き各事業分野の専門性を生かした事業展開を進めるとともに、高度成長の続く中国に対し、積極的な投資・営業展開を図るなど、事業拡大に向けた施策を推進している。

また、お客様合理化施策に対応すべく現場力の強化を推進するなど、一層のコスト削減を図った。

以上により、物流事業における輸出入作業などが好調に推移したこと、機工事業は石油精製・石油化学関連各社の大型定期修理工事(SDM)が増加したことなどにより、売上高は1,613億61百万円と前年同期比7.9%の増収、営業利益62億8百万円と前年同期比58.8%の増益、経常利益は57億32百万円と前年同期比69.1%の増益となった。

また、中間純利益は固定資産減損会計の早期適用により特別損失として26億20百万円を計上したことにより、11億46百万円と23.9%の減益となった。

事業種別の状況
物流事業
中国を中心とした輸出入貨物取扱量の好調さを背景とした港湾と国際物流作業の増加に加え、鉄鋼、石油精製・石油化学関連のお客様工場構内における物流作業の増加など、売上高は991億14百万円と前年同期比10.8%の増収、営業利益は、44億21百万円と前年同期比75.5%の増益となった。なお、当中間連結会計期間の売上高に占める割合は61.4%。

機工事業
大型設備工事の完工高が減少したが、石油精製・石油化学関連各社における大型定期修理工事(SDM)が増加したことなどにより、売上高は535億13百万円と前年同期比3.0%の増収、営業利益は、16億61百万円と前年同期比35.7%の増益となった。なお、当中間連結会計期間の売上高に占める割合は33.2%。

その他事業
システム開発案件の増加などにより、売上高は87億33百万円と前年同期比6.3%の増収、営業利益は37百万円と前年同期比33百万円の増益。なお、当中間連結会計期間の売上高に占める割合は5.4%。

通期の見通し
下半期にかけて日本経済は緩やかな成長基調が続くものと思われますが、中国における金融引締め施策の実施、および原油・原材料価格の高騰、円高やデフレ経済の継続など、先行き不透明な懸念材料も多く、なお予断を許さない状況が続くものと予想される。

このような状況の下、顧客の効率化・合理化要請に応えるべく、3PL、3PMを中心に物流・機工事業の拡大を推進する。

あわせて、顧客の変化に対しタイムリーかつ機動的に対応するとともに、引き続きコスト競争力の強化、間接経費の削減、有利子負債の削減など、企業体質と収益力の強化を図っている。
現時点における通期の連結業績は、下記のように見込んでいる。
売上高3,350億円(対前期比4.0%増)
経常利益110億円(対前期比42.4%増)
当期純利益39億円(対前期比6.3%増)

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース