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山九/平成19年3月期中間決算短信(連結)

2006年11月17日/3PL・物流企業

山九(株)の平成19年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は、下記のとおり。

顧客のアウトソーシングニーズに対応すべく技術力の向上と現場力の強化を推進するなど、一層の競争力強化と作業品質の向上に取り組んでおり、3PL(一括物流)、3PM(一括メンテナンス)など、各事業分野の専門性を生かした事業展開を引き続き進めるとともに、事業拡大に向けた施策を積極的に推進している。

以上の結果、当中間期は、売上高は1,932億67百万円と前年同期比13.2%の増収、営業利益は101億51百万円と32.1%の増益、経常利益は100億48百万円と33.1%の増益、当期純利益は52億97百万円と45.7%の増益となった。

事業種別の概況
物流事業
中国を中心とした輸出入取引の堅調さを背景にコンテナの取扱量が伸び、港湾・国際物流作業が増加したことに加え、海外大型プロジェクト輸送の増、鉄鋼、石油精製・石油化学関連等の顧客工場構内における物流作業が増加し、売上高は1,146億6百万円と前期比10.3%の増収、営業利益は40億23百万円と3.4%の減益。これは、構内物流作業での要員増と燃料費の高騰による一般物流の採算低下や先行投資に伴う初期コスト発生等によるもの。

機工事業
鉄鋼、石油石化業界の好調さに伴い保全作業および設備工事が増加した。特に、石油精製・石油化学関連各社における大型定期修理工事(SDM)量が増大したことに加え、作業効率の向上など採算管理を徹底した結果、売上高は699億93百万円と前年同期比22.0%の増収、営業利益は55億66百万円と59.3%の増益。。

その他事業(省略)

通期の見通し
顧客からの効率化・合理化要請に対して的確に応えるため、物流・機工事業での専門性を生かした事業展開を進め、中国・東南アジア地域を中心にネットワーク拠点を強化するなど、事業の拡大に向けた施策を推進する。

また、顧客ニーズの変化に対しタイムリーかつ機動的に対応できる3事業本部(ロジスティクス・ソリューション事業本部、ビジネス・ソリューション事業本部、プラント・エンジニアリング事業本部)体制の下、さらなるコスト競争力の強化、間接経費の削減、有利子負債の圧縮など、企業収益力の向上と財務体質の強化を引き続き図っていき、通期の業績は、売上高3,900億円、経常利益189億円、当期純利益105億円を予想している。

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