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ラッキー運輸/デルと日本オラクルの協力で、ICタグを活用したWMS構築

2004年11月28日/未分類

デル(株)と日本オラクル(株)は、ラッキー運輸(株)がデルのサーバ「PowerEdgeTM (パワーエッジ)」と「Dell|EMC ファイバーチャネルストレージ」、オラクルのデータベース「Oracle Database 10g」とそのクラスタ技術「Oracle Real Application Clusters 10g」を活用して、ICタグを活用した倉庫管理システムを構築した。

ラッキー運輸は、アミューズメント機器の物流を専門に行っている物流会社で、北海道を中心に24時間365日ビジネスを展開している。

同社は、年間約20万個にものぼる在庫管理を、シリアル番号の目視確認や、 在庫管理システムへ伝票単位で入力するなど、人手によって行っていた。

そのため、商品の単品管理が難しく、商品の取り違 えリスクを含めた作業効率の面で課題を抱えていた。そのため、より効率的かつ正確な個品管理を実現するために、ICタグを活用した新しい倉庫管理システムを構築した。

新システムでは、ICタグを機器1台毎に添付し、携帯読み取り機器から取り込んだタグの情報をサーバに送って在庫データへ情報を反映する。

同サーバ上には倉庫管理アプリケーションが導入されており、管理者はいつでも倉庫内における在庫情報、商品の位置情報をタイムリーに把握することが可能になり、商品の入出庫を正確かつ迅速に処理できるようになった。新システム導入により、商品取り違えはほぼゼロとなり作業効率も約50%向上する。

新倉庫管理システムは、デルのサーバ「PowerEdge 2650」と「Dell|EMC ファイバーチャネルストレージ」、オラクルのデータベース製品「Oracle Database 10g」とクラスタ技術「Oracle Real Application Clusters 10g」、および導入サービスを組み合わせたパッケージソリューション「Dell SE RACパッケージ」を導入し、2ノード、4CPUのクラスタ構成で構築している。

ICタグを活用することによるデータ処理の大幅な増加を見込み、低コストで高可用性を実現する同製品の導入が決定した。

システムの構築にあたっては、オラクルのパートナーである第一コンピュータリソースが全面的に協力し、総合システムインテグレーション、ICタグの情報を読み取るためのハンディターミナルとICタグの提供をKRDコーポレーション株式会社が担当した。

なお、フォークリフト端末の開発は(株)エリート、アプリケーション開発及びシステム構築は(株)ウィル・ドゥが行った。

各専門分野に強いパートナー各社の協力を得たことと、ハードウェア、ソフトウェアと導入サービスを組み合わせたパッケージソリューションを活用したことにより、2週間という短期での導入を実現した。

ラッキー運輸株式会社について
設立:昭和45年12月、代表者:三國治、所在地:北海道札幌市白石区米里1条2丁目7-1、年商12億円(平成16年8月期)従業員数50名、資本金1000万円。

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