RFIDに関する非営利標準機構「GS1」の下部組織である「EPCグローバル」は、電子認証コード(EPC)技術の国際標準について、特許使用料が不要な「EPCグローバルUHFジェネレーション2」技術を正式承認した。
今回の承認は、ハイテク関連企業数社によるテスト結果と、EPCグローバルによる特許使用料不要の決定を踏まえたもの。承認により、各メーカーなどは今後、ジェネレーション2技術を基として、製品供給業者、メーカー、ユーザーなどの要求に沿ったICタグ製品の製造に着手するだろうとしている。タグは来年上期中に商業利用される見通しという。
承認と並行して、EPCグローバルはジェネレーション2の国際標準確定のための作業部会を立ち上げたほか、この技術についての国際標準化機構(ISO)への申請も予定している。