(株)ブリヂストンは、世界的な建設車両の需要の伸長に伴うゴムクローラの需要増に対応し、欧州市場向けの生産供給拠点を確保するため、ポーランドのジャルフ(ポーランド南西ヴロツワフ近郊)に、ゴムクローラ生産工場を新たに建設する。
総投資額は1,200万ユーロ(約16億円)で、2006年7月より生産を開始する予定で、生産能力は、2007年に年産約26,000本を見込んでいる。
新工場は、100%出資により昨年12月29日に設立された「ブリヂストン・ディバーシファイド・プロダクツ・ポーランド・スプーカゾー(Bridgestone Diversified Products Poland Sp.zo.o.)」によって事業運営する。
新工場で生産するゴムクローラは、欧州の建設機械製造メーカーへ供給される予定で、旺盛な需要に対応するとともに、より迅速に顧客ニーズに対応できる体制が整う。
ブリヂストングループは、現在、熊本工場(日本)、瀋陽工場(中国)、ビルバオ工場(スペイン)においてゴムクローラを生産している。
ポーランドのゴムクローラ新会社、工場の概要
工場名:ブリヂストン・ディバーシファイド・プロダクツ・ポーランド・スプーカゾー
代表者名:社長佐藤惠志
資本金1,200万ユーロ
出資比率:株式会社ブリヂストン100%
設立年月日:2004年12月29日
新工場概要
工場建設予定地:ポーランド・ヴァウブジフ経済特区ジャルフ
(ポーランド南西部ヴロツワフ近郊)
生産開始2006年7月(予定)
敷地面積約10万㎡
生産品目建設車両用ゴムクローラ
生産能力年産約26,000本(2007年)
従業員数約50名(2005年末)