トピー工業（株）と源恒工業股ｲ分有限公司(以下：台湾源恒)の中国における合弁企業「福建源興トピー汽車零件有限公司」（以下：福建源興トピー）は、乗用車用スチールホイールの生産能力強化を目的として約1000万ドルの設備投資を実施した。
国内第1位、世界でもトップクラスの自動車用ホイールの総合メーカーとして、あらゆる種類のホイールを世界5極（日本・東南アジア・米国・欧州・中国）で生産・販売している。
福建源興トピーは、台湾最大手の乗用車用ホイールメーカーである台湾源恒の中国法人「源興（福建）汽車零件有限公司」に対し、トピー工業が2003年9月に資本参加したことを機に社名を変更した。
今回の設備投資は、今後も伸長が期待される中国市場に柔軟に対応できる体制を構築するため、乗用車用スチールホイールの生産能力を月間20万個へ倍増させるもので、投資総額の約1000万ドルには増資額845万ドルが含まれている。
また、新設するラインには、永年にわたり乗用車ホイールのトップメーカーとして培ってきた技術を全面的に導入し、一層の生産性向上と品質改善を図る。
これにより、現地・日系はもとより、欧米の自動車メーカーからの受注拡大が期待され、海外輸出も視野に入れた事業展開が可能となり、売上高は、2005年度に2億元、2007年度は2.5億元を目標としている。
合弁会社の概要
社名：福建源興トピー汽車零件有限公司
創立：1995年10月
代表者：董事長 黄 計成
所在地：中国福建省青口投資区
資本金：2345万ドル（04年8月に845万ドル増資）
出資比率：トピー工業：34.00％、源恒工業：49.33％、源福実業：16.67％
事業内容：自動車用ホイールの製造・販売
売上高：8556万人民元（2003年実績／12月決算）
