三菱商事（株）の全額出資会社であるエムシー・グローバルガス（MC Global Gas Corporation； 米国デラウエア州、以下：MCGG）は、フリーポートLNG ディベロップメント（ Freeport LNG Development L.P.； 米国デラウエア州、以下：FLNG）との間で、同社のLNG受入基地に係わる17年間の使用契約を締結した。
この契約は、米テキサス州キンタナのFLNG のLNG受入基地において、一日あたり1億5千万立方フィート（LNG換算で年間約100万トン）のLNG再気化を行なうことを取り決めたもの。
本契約により、MCGG は2009年1月から、FLNG の基地においてLNGの供給、貯蔵を行い、同基地にて再気化した天然ガスを、主にテキサス州の需要家向けに販売する。
三菱商事は昨年7月1日にオマーン国のカルハットLNG（Qalhat LNG）との間で長期LNG 売買契約を締結しており、オマーン産のLNGをFLNGの基地経由で米国のガス市場に供給する予定。
三菱商事はLNGバリューチェーン全体での事業活動の拡大を進めており、本契約によって米国内でのガス販売事業を展開し、三菱商事は天然ガス需要が拡大する米国を重点市場と位置づけ、現在カリフォルニア州のロングビーチ港にLNGターミナルを建設する計画を推進している。
