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日立化成工業/中国に電気絶縁ワニスの生産拠点新設

2005年01月26日/未分類

日立化成工業(株)は2005年5月、家電向けに展開しているトランス、モーター等のコイル含浸ワニスと銅線エナメルワニスの生産を中国・東莞にて開始する。

すでに東莞では日立化成工業(東莞)有限公司がプリント配線板用感光性フィルムを生産しており、約10億円を投じて同社内に生産能力約8,000t(年ベース)の電気絶縁ワニス生産工場を建設する。

近年、電気絶縁ワニスの主要顧客であるトランス、モーターメーカーの中国への生産シフトが加速しており、2005年には世界最大の市場になると予想されている。

このような中国市場の需要拡大に対応し、コイル含浸ワニスや銅線エナメルワニスのシェア向上を図るためには、現地生産を行い、短納期対応と技術サービスのさらなる充実化に取り組むことが求められている。

また、日立化成工業(東莞)有限公司で生産している感光性フィルムの材料となるポリマも同ワニス工場を活用することにより内作化が可能となることから、東莞の同社敷地内に新たな生産拠点を建設することにしたものです。中国で生産拠点を新設することにより、当社の電気絶縁ワニス製品の供給拠点は、日本、マレーシアと併せて3拠点となる。

同社は本計画の実行により、家電製品向けに加え、今後需要の拡大が見込まれる自動車向けにもコイル含浸ワニス、銅線エナメルワニスの耐熱グレード品を日系顧客を中心に展開し、中国国内における電気絶縁ワニス事業基盤の強化を図っていく。

工場の概要
設置場所:中国広東省東莞市茶山鎮茶山工業園
稼動開始時期:2005年5月(予定)
土地面積:約4万㎡
床面積:延べ4,000㎡
生産能力:8,000t(年ベース)
投資額:約10億円
生産品目:電気絶縁ワニス、プリント配線板用感光性フィルム用ポリマ

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