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矢野経済研究所/世界のディーゼルエンジントラック市場

2005年01月30日/未分類

(株)矢野経済研究所は、世界のディーゼルエンジントラック市場の調査をまとめた。

本調査は貨物輸送分野において中核を占めるディーゼルエンジントラック・バスに焦点を当て、主要自動車メーカーの今後の環境規制対応技術戦略およびCO2削減を目的とした低公害化技術を軸に2010年の市場規模と市場環境を調査した。

調査にあたっては、主要自動車メーカー、エンジンコンサルティング会社、政府関連機関等に直接取材を行なうことで、現状の把握と今後の問題点等を定性的に分析するとともに、過去30年間の市場のデータをもとに2010年の市場規模を定量的に分析した。

調査対象:主要自動車メーカー、主要エンジンコンサルティング会社、関連団体・企業
調査期間:2004年4月~2004年10月
調査方法:企業・団体各社へのヒアリング調査を基本とし、補完的に関連文献により情報収集を行い調査内容とした。

調査結果サマリー
■日米および欧州主要5ヶ国におけるディーゼルトラック市場、2003年は263万台、2010年は294万台、2003年比約12%増

欧米ともに経済成長が今後も継続した場合は増加傾向、一方日本は、今後安定的な経済成長が見込まれる場合でもトラック市場自体が縮小してゆく傾向がある。

■米国のディーゼルトラック市場拡大の牽引役はピックアップトラックおよびSUV
2006年より全米にて低硫黄軽油の供給が開始されるのを契機に、GM、Ford、ダイムラークライスラーにはディーゼル車拡大の動きがある。

■2005年に施行される新長期およびEuro4への環境規制値適合技術には共通した2つの技術の流れ
エンジン側での“前”処理技術とエンジンから排出された排気ガスを“後で”浄化する後処理技術の組み合わせは、「クールドEGR+DPF」か「低PM排出エンジン+Urea-SCR」が主流。しかしそうした自動車メーカー各社の技術戦略も将来的には同一方向に収斂するとの見方もある。

■環境規制適合技術は燃料制御を含めたトータル制御の時代に。自動車メーカー各社の環境規制適合技術戦略は低コスト、浄化効率、燃費効率をキーワードに

自動車メーカー各社はトラックユーザーのニーズを考慮し、低コスト、浄化効率、燃費効率を最重要項目として開発に凌ぎを削っているが、一方で、浄化装置のオーバースペックによるコスト上昇を招いているとの指摘もある。

資料発刊
資料名:「世界のディーゼルエンジントラック市場2004」
発刊日:2004年10月18日
資料体裁:A4359頁
定価:157,500円(消費税込み)

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