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ヤマト運輸/平成17年3月期第3四半期財務・業績の概況(連結)

2005年02月06日/未分類

ヤマト運輸(株)の平成17年3月期第3四半期財務・業績の概況(連結)の経営成績は下記のとおり。

経営成績
当第3四半期におけるわが国経済は、民間設備投資の拡大および雇用情勢の改善に支えられ回復の兆しが見られたものの、将来に対する所得不安に加えて、例年にない自然災害の影響もあり、依然として厳しい状況で推移した。

トラック輸送業界も、日本郵政公社の影響も含め、価格競争をはじめとした同業者間の競争は激しく、厳しい経営環境が続いた。

このような状況のもとで同社企業グループは、最終年度を迎えた「ヤマトグループ新生進化3か年計画」に基づき、宅急便、クロネコメール便などの更なる品質向上に努めるとともに、営業所の多店舗化を推進するなど、顧客の利便性の向上に取り組んだ。

営業面は、昨年7月より宅急便のお届け日・時間帯をeメールでお知らせする「宅急便お届け通知サービス」を開始するとともに、11月よりお客様のストレスを解消し今まで以上の便利を提供するために、「クロネコヤマトのドライバーダイレクト」を展開した。

同社企業グループの業績は季節的変動が大きく影響し、例年12月の歳暮を含む年末時期に売上が増加するため、当第3四半期の業績は他の四半期に比較して高くなっている。

事業フォーメーション別の業績
デリバリー事業
宅急便業務は全般的に堅調に推移した。「クール宅急便」の取扱個数は1億11百万個となり、前年同期に比べ5.0%増加し、「コレクトサービス」は50百万個となり、前年同期に比べ7.0%増加した。その結果、宅急便の総取扱個数は8億36百万個となり、前年同期に比べ5.0%増加した。

また、「クロネコメール便」は、リニューアル発売の効果が続いていることに加え、小口のお客様の需要拡大により、取扱冊数は10億39百万冊となり、前年同期に比べ46.4%と大幅に増加した。

これに、鉄道、国内航空、その他業務などを併せたデリバリー事業の営業収入は6,722億59百万円となり、前年同期に比べ3.7%増加した。

BIZ-ロジ事業
昨年10月1日にヤマトロジスティクス(株)、ヤマトグローバルフレイト(株)とヤマトパーセルサービス(株)を合併させ、経営の効率化、ロジスティクス事業の更なる拡大を目指し、積極的に営業展開した結果、営業収入は845億27百万円となり、前年同期に比べ23.6%増加した。

ホームコンビニエンス事業
引越、物品販売などを含めた生活者向けサービス関連商品の販促に努めた結果、営業収入は309億27百万円となり、前年同期に比べ1.1%増加した。

e-ビジネス事業
営業組織を業種別に再編成し、請負型からソリューション提供型への転換をはかり、積極的な営業に努めた結果、営業収入は176億14百万円となり、前年同期に比べ16.4%増加した。

フィナンシャル事業
主力商品であるコレクトサービスの増送キャンペーンを展開するなど、積極的な営業活動を実施した結果、フィナンシャル事業の営業収入はコレクトサービスの手数料やリース料収入を含め196億26百万円となり、前年同期に比べ14.5%増加した。

以上の結果、営業収入は8,249億56百万円となり、前年同期に比べ5.8%増加した。

これに対し、費用面は、日本郵政公社に対する競争力の強化を目的として配達品質の向上に向けた費用の増加があったが、諸費用の削減に努めた結果、営業利益は536億25百万円となり、前年同期に比べ1.9%増加した。

これに営業外損益を含めた経常利益は551億67百万円となり、前年同期に比べ2.4%増加した。四半期純利益は、退職一時金制度のキャッシュバランスプランへの移行に伴う退職給付引当金戻入益の計上、および「固定資産の減損に係る会計基準」の早期適用による減損損失の計上などにより343億33百万円となり、前年同期に比べ24.2%増加した。

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