メルシャン（株）は2月10日、ワイン事業の強化を進めるため、日本リカー（株）の増資に応じて資本参加し、同社の経営に参画する。
これによって、日本リカーの株主比率はメルシャン44.4％、兼松（株）44.4％、ルイ・ジャド社11.2％となる。
日本リカー株式会社は、1963年に設立以来約40年にわたり、輸入ワイン専門の商社として販売を行ってきた。特に、ワインに関しては消費の少ない時代から業界に先駆けて取扱を始め、フランスを中心に世界の銘醸地で名門と呼ばれる会社のワインを厳選し、11ケ国35社以上の高品質のワインを取扱ってきた。
メルシャンは、ワイン事業をコアビジネスと位置付け、ワイン事業の更なる強化と収益性の向上を目指し事業展開しており、今回の資本参加は中高級価格帯であるファインワインの専門販売体制の早期構築を促し、ワイン事業の基盤をさらに強化する。
メルシャンと日本リカーそれぞれの取扱商品と販売組織、販売先は従来通りとし、新生「日本リカー株式会社」は、今後ファインワイン分野でのNo．1を目指してより専門性を高め、市場を活性化していく。
