LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

大日本インキ化学工業/中国でロジン変性樹脂事業拡大

2005年02月13日/未分類

大日本インキ化学工業(株)は、中国におけるロジン変性樹脂事業を大幅に拡大し、原料ガムロジンからの一貫生産体制を構築する。

印刷インキや塗料に使用されるロジン変性樹脂は、ガムロジンを原料としているが、ガムロジンが天然資源である生松脂を原料とするため、調達・価格面等において変動要因を抱えている。

また、中国国内需要の大幅な増加や天候不順による生松脂価格の高騰を背景に市況はタイト化しており、良質品の安定確保が課題となっている。

同社は1998年、中国広東省肇慶市徳慶県に、合弁により徳慶迪愛生合成樹脂有限公司(徳慶DIC、現在は100%子会社)を設立し、年産能力9,000トンによりインキ・塗料用ロジン変性樹脂の生産を行ってきた。

このたびは原料の安定確保と製品のコスト競争力の強化を目指して、ロジン変性樹脂の生産能力を増強するとともに、ガムロジンの自社生産を開始し、原料ガムロジンからロジン変性樹脂までの一貫生産体制を構築することとしたもの。

能力の増強では、徳慶DICにおけるロジン変性樹脂の年産能力を現行の9,000トンから、5年後の2010年に25,000トンとすることを計画しており、第1期として2006年2月までに約6億円の投資により18,000トンまで増強する。

またガムロジンの自社生産は、昨年設立した肇慶迪愛生松香有限公司(肇慶DIC)が、徳慶DICに隣接する地元企業からさきごろ買収したガムロジン工場(年産能力20,000トン)で行う。

今後、生産設備の改良・増設などを進め、6月より生産を開始することとし、稼動後は、徳慶DICと、千葉工場などにも供給する。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース