住友ゴム工業(株)は、グローバルなタイヤ需要に対応するため、タイ国ラヨーン県アマタシティ工業団地(バンコク市の南100Km)に、ラジアルタイヤの生産工場を建設する。年内に現地に会社を設立し、工場の建設工事を開始する。
タイ工場は、独自の新工法「太陽」のコンセプトを採り入れ、高い投資効率と高品質のタイヤの生産を目指し、既存のインドネシア工場とともに、タイ国内およびASEAN地域への供給、並びに他地域への輸出拠点として重要な役割を担い、将来的には、新車用・市販用の乗用車用・小型トラック用タイヤにおいて、ASEAN域内で10%以上のシェアを獲得を目指している。
今回取得する工場用地は約58万m2で、工場の稼動開始は2006年末を目指し、新工法「太陽」のコンセプトを採用することにより、最小ユニットで順次増設することが可能になるので、初期投資の抑制効果が期待できます。2008年末までに日産12,000本を、2010年には日産22,000本の生産を見込んでいる。