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味の素/グループシステム連携ハブを開発

2005年02月27日/未分類

味の素(株)は、グループ各社のシステムをつなぐハブシステム「aBPL」を開発し、2007年度中に主要グループ30社へ接続する。

これにより単純業務の自動化を進め、コストの低減、グループグローバルレベルでの業務のスピード化、高度化を加速し、GS1世界標準に則り、グループ外システムとの連携にも対応していく。

aBPLとは、「味の素ビジネスプロセスリンク」の略称で、サプライ・チェーン・マネジメント等、国際的に進みつつある取引先との企業間連携への対応や、グループ企業間の売買・決済等の業務システム間連携を図る基盤(ハブ)として開発され、昨年4月より稼動している。

データ交換時にこれを通すことで、データの形やコードの違いを変換できる。

同社は、グループ連結経営への移行方針に則って、1998年よりITインフラの標準化を開始し、グループ各社でERPや個別業務パッケージの導入を進めてきた。

グループ企業間取引の拡大や、M&A等を通じたグループ会社数の増大に対応するために、aBPLを当社グループのシステム間のハブとすることで重複投資を避け、維持コストの低減を図る。

また世界企業との競争においては、適切な判断のためのデータ収集と分析や、スピード・コスト・サービス面で競争力のあるオペレーションが必須となるが、aBPLの展開により世界標準に対応した情報システム間連携が容易となり、その様な動きに迅速に対応していくことができる。

aBPLの活用例は、現在、間接材購買や、海外大口ユーザーとのSMIへの適用があり、今後は、グループ全体での共同購買や、外部金融機関や販売先等のシステムをつなぐデータ交換器として、社内外に適用範囲の拡大を進めていく。

GS1(Global Standard One)=国際的に電子商取引の標準化を推進している団体。
SMI(Supplier Managed Inventory)=サプライヤー側が得意先在庫管理をして出荷手配を行う方法。

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