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日本SGI/大型車向け可視化技術を活かして安全体感シミュレータ開発

2005年03月06日/未分類

日本SGI(株)は、トラック、バスなど大型車の運転支援システムの体感を可能にする安全体感シミュレータを開発した。

従来、乗用車を対象とした同種のシミュレータは開発されていたが、実車での安全装置の効果を体験することが乗用車以上に難しい大型車のシミュレータとしては日本初。

大型車の衝突事故は、乗用車に比較して重大な事故につながる可能性があり、衝突事故の防止や安全運転の重要性の認識を強化するために、トラックなどの事故シーンが疑似体験でき、またそれを防止する機能となる、運転支援装置の効果の有効性を分かりやすく理解できるドライブ・シミュレータが求められていた。

日本SGIは、このニーズに対応して、可視化やシミュレーションに関する経験と技術を活かして、実車走行と同じような体験ができるCG映像の制作を中心としたドライブ・シミュレータの総合的なインテグレーションをおこない、体感効果の高いシミュレータ機能を実現した。

仕組みは、キャビン外部の制御ラックにPCを搭載、そこでモーション・シナリオとCGコンテンツを合成して、映像を出力している。

出力に当たってはキャビンの中のモニタに表示する映像を分配し、外部モニタにも同様の映像を出力します。これにより、キャビンの搭乗者以外の人は、搭乗して体感している人と同じ映像を同時に見ることができる。

今回、開発したシミュレータは大型トラック・バスメーカー日野自動車(株)からの発注に基づくもので、日本SGIは、可視化技術の専門コンサルティング・チームが担当し、総合的なコンサルティングからインテグレーションをおこなった。

安全体感シミュレータの開発に当たっては、日本SGIのエンジニアが実際のテストコースで実体験し、衝突時におけるトラックなどの挙動や自動車の各装置がどのように作動するかを経験し、それに基づいて映像コンテンツが再現できるように制作を進め、走行している時のトラックなどの振動なども、実際の走行に近い感覚が体感できるように工夫した設計をしている。

問い合わせ先
日本SGI株式会社
0120-161-086

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