三菱重工業(株)は、韓国のゼネコン大手である大宇建設およびPOSCO建設と共同で、同国の国営公社である韓国地域暖房公社(Korea District Heating Corporation、KDHC)からファスン(Hwaseong)地域暖房用熱併給発電所の建設をフルターンキー契約で受注した。運転開始は2007年11月の予定。
ファスン熱併給発電所はソウル南方40kmの京畿(ギョンギ)道、華城(ファスン)市に建設されるが、発電出力は52万5,000kW。
LNG焚きコンバインドサイクル発電方式で、M501F型ガスタービン2基と蒸気タービン1基のほか、排熱回収ボイラー、発電機などで構成される。
同社は、発電設備の中核となるガスタービンおよび蒸気タービンの設計、製作を担当。発電機は三菱電機が製作する。建設、据付けおよび排熱回収ボイラーの調達などは大宇建設とPOSCO建設が手掛ける。