(株)商船三井は、輸送量の拡大とともに高まる船員需要に対応するため、フィリピンの自営船員学校を拡充する。
今回の拡充は、中期経営計画MOLSTEPで計画している船隊の拡大に対応し、優秀なフィリピン人船員を運航船に供給できるようするためのもの。増改築費用は、約1億ペソ(約2億円)、工期は1年半の予定。
敷地面積を、約28000㎡から約31400㎡に、建物は6棟(約5700㎡)から7棟(約8900㎡)とする。
教室数を現行の14室から22室にし、現在15名の講師に加え、船上実務経験のある講師6名を採用する。
350名収容の寮棟(延べ3250㎡)を新築し、船内調理実習のためのトレーニングキッチンを2基から4基にし、士官候補生の定員を、現行の年間240名を440名に拡大する。