プロロジスは4月8日、マルチテナント型(複数テナント向け)大型物流施設「プロロジスパーク東京2(ツー)」の起工式を同施設建設予定地(東京都江東区新砂)にて執り行った。施設竣工は2006年4月末を予定している。
施設は、江東区新砂内、首都高速湾岸線へ約3キロメートル、東京都心部へ約7キロメートル、東西線南砂町駅から徒歩約10分の場所に開発。当地は、従業員の通勤に便利な場所に位置することから、人材の確保にも有利であり、東京都心部への物流を担う企業のみならず、3PL企業や各種メーカーにとって国内また海外をカバーできる効率的な物流拠点として非常に優れた立地メリットを備えている。
「プロロジスパーク東京2」は、「プロロジスパーク新木場」、「プロロジスパーク辰巳」、「プロロジスパーク新砂」、「プロロジスパーク東京」に次ぐ、プロロジスにとって東京都内における5棟目の物流施設になり、その延べ床面積は、当社の都内における物流施設としては最大規模の101,583㎡。
地上7階建、1階から6階までコンテナトラックが直接乗り入れ可能なランプウェイを2基(上り用・下り用)備えた、複数のテナントが利用できるマルチテナント型物流施設として、プロロジスが最新の物流施設開発ノウハウを駆使し、様々な企業の物流施設ニーズにきめ細やかに応えることをコンセプトに設計されている。
各フロアには20台以上の大型・小型貨物車両が接車可能なトラックバースを設置、有効高を5.5から6.0メートルに設定し、フォークリフトなどによるコンテナ作業および荷貨物の迅速な出入庫を可能にし、また、1階駐車スペースには貨物トラック19台、乗用車47台を収容できる駐車場を確保している。
倉庫スペースは、テナントのニーズに応じ、1フロアにつき5,000坪から1,500坪クラスの賃貸スペースを提供することが可能で、各フロア内の倉庫スペース仕切り壁にシャッターを多用することで、ベルトコンベアなどの搬送機器、その他マテハン機器がフロアの仕切り壁に邪魔されることなく、倉庫スペースをより有効活用できるレイアウトデザインを可能とし、流通加工も行える物流センターとしての汎用性を最大限まで高めると同時に、最大の作業効率化を実現した。
建築構造には、最新の免震プレキャスト・プレストレスト構造を採用し、地震発生時にも施設内で働く従業員の安全を確保し、荷崩れを防ぎ、保管物を保護できることに加え、建築コストの削減、柱梁サイズの縮小化を行い、倉庫スペースの有効活用面積の拡大を実現している。
さらに、24時間体制で稼働する中央管理センターなど高いセキュリティ機能を装備し、休憩スペースやレストラン、売店などアメニティ施設も併設、従業員の方々へより働きやすい環境を提供するなど、次世代を見据えた競争力の高い戦略物流を実現する総合物流センターとして優れた機能を有する。
プロロジスパーク東京2の概要
所在地:東京都江東区新砂3-4-15
敷地面積約31,998m2
延床面積約101,583m2
構造:
鉄筋コンクリート造(プレキャスト・プレストレスト造)免震構造
地上7階建
着工時期2005年4月8日
竣工時期2006年4月末