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バンダイロジパル/平成17年2月期決算短信(連結)

2005年04月20日/未分類

(株)バンダイロジパルの平成17年2月期決算短信(連結)の主な内容は下記のとおり。

経営成績
同社グループは、中期経営計画「新・創・成・40」の最終年度を迎え、事業の中核である国際一貫物流サービスの機能充実を図るとともに、品質と生産性を重視した事業基盤の確立と新規顧客開拓のための積極的な営業活動に取り組んだ。

この結果、当連結会計年度の連結業績は、営業収益103億8千5百万円(前期比102.6%)、経常利益5億4千5百万円(前期比104.1%)、当期純利益2億7千5百万円(前期比108,4%)となった。

部門別営業の概況
国際一貫物流サービスの機能充実による日本国内の取扱貨物の増大を目的として、中国における物流サービスの充実と拡大に努めた。中国・華南地区において、あらたに商品検査業務をスタートしたほか、平成16年11月には中国・上海に現地法人BANDAI LOGIPAL(SHANGHI.)LTD. を設立した。

新規顧客の開拓は、国際輸送業務の獲得を目指し、日本国内および中国において積極的な営業活動を推進した。また、輸配送業務の安全性向上、CO2排出量の削減、燃費の効率性向上などを目的として国土交通省等が推進している交通エコロジー・モビリティ財団によるグリーン経営認証を取得した。

デジタルタコグラフを全事業用車両に導入し、ドライバーに対する指導、教育体制を充実させるなどエコドライブの徹底に努めた。

この結果、物流事業の営業収益は99億9千8百万円(前期比102.6%)となった。

その他の事業
子会社のバンダイ自動車(株)は、自動車整備事業の拡大を目指し、積極的な提案営業を展開したが、近年の車両1台当たり作業量の低下や低水準の作業単価に回復の兆しはなく、厳しい事業環境のまま推移した。

この結果、その他の事業の営業収益は3億8千6百万円(前期比101.4%)となった。

次期の業績見通し
(平成18年2月期業績予想は営業収益11,100百万円(前期比6.9%増)、営業利益540百万円(2.1%増)、経常利益540百万円(0.9%減)、当期純利益265百万円(3.9%減)を見込んでいる。

わが国経済の今後の見通しは、好調な企業収益と世界経済の着実な回復に伴って、緩やかな景気回復基調が持続するものと予測される。しかしながら、米国向けを中心とした輸出の鈍化、情報関連分野における在庫調整の動き、原油価格の動向などの懸念材料が指摘されており、引き続き予断を許さない景況感のまま推移するものと予測される。

同社グループを取り巻く環境は、顧客の海外生産展開、SCMに代表される物流合理化への取り組みなどに伴い、新規顧客の開拓などを除き取扱貨物量の大幅な増加は期待できない状況にある。

その一方、燃料費は高値水準で推移することが見込まれ、運賃水準の回復材料も見当たらず、厳しい事業環境が続くものと思われる。

同社グループは経済環境、事業環境の変化に迅速に対応し、品質と生産性を重視した事業基盤とお客様からの信頼に基づく安定した成長を目指して次の課題に取り組んでいく。
(1)事業競争力と営業力の強化
物流事業の競争力と営業力の強化に取り組んでいく。さらなる効率化と品質向上を実現するため、全日本トラック協会等が推進する「安全性優良事業所」認定の全営業所取得を目指すなど業務改善・改革を推し進める。

また、顧客の要望に柔軟に対応するソリューション営業を拠点別に展開し、国際一貫物流をセールスポイントとして積極的な物流提案を実施する。

(2)新しい物流サービスの展開
国際一貫物流サービスの付加価値向上のため検品・検査・検針サービスをスタートさせるほか、顧客の多様なニーズに応えるため、新しい物流サービスを積極的に展開する。

(3)環境保全
荷主企業にとって最適なSCMの構築や環境保全に貢献するための改革提案を行い、自らこれを受託する3PL事業に積極的に取り組んでいく。エコドライブを全国的に展開し、さらなる輸配送業務の安全性向上やCO2排出量の削減、燃費の効率性向上に取り組んでいくほか、環境ISO14001の認証取得にも挑戦する。

(4)その他
中長期的な経営基盤の強化と持続的な成長を図るため、新規事業の研究開発を行っていく。

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