（株）丸運の平成17年3月期決算短信（連結）の経営成績は下記のとおり。
連結営業収益は、553億4千9百万円と前期に対し1.1％の減収となった。しかし、業務全般にわたる効率化及び固定費の削減に努めた結果、連結経常利益は14億2千7百万円と前期に対し4.7％の増益となった。
なお、当期連結純利益は8億6千5百万円と、前期に対し8.7％の増益。
部門別営業収益につきましては、前期に対し、一般貨物輸送部門は0.3％の増収、液体輸送部門は4.8％の減収、鉄道利用運送部門は0.8％の減収、国際部門は11.2％の増収、倉庫部門は4.4％の増収。
来期の見通し
今後のわが国経済は、為替の変動や原油をはじめとする原材料価格の高騰などの懸念材料もあり、先行きは予断を許さないものがある。このような中にあって、来期の国内貨物輸送量は、生産関連貨物が今期並み程度と見込まれるものの、設備投資の鈍化と公共投資の依然とした低迷も予想されることなどから、6年連続の減少になるものと予測されている。
このような状況下、同社グループは、環境対策や安全対策に万全を期し、営業収益の確保と収支改善のための諸施策をグループ一丸となって引続き強力に推進する。
連結業績予想は、営業収益559億円、経常利益14億5千万円、当期純利益につきましては、減損損失を織込み、7億5千万円を見込んでおり、次期の利益配当につきましては、1株につき年間6円（中間3円、期末3円）を予定している。
