自動識別技術の世界標準機構であるAIMグローバルのテクニカル・シンボロジー委員会（TSC）は、さまざまな製品の直接マーキング識別技術の確立に向け始動した。
確立を急ぐのは主に二次元（2D）マトリックスシンボルと呼ばれるもので、既に宇宙、自動車、電子関連の業界では広く用いられている識別技術。
直接マーキングのシンボルを製品に付与するには、レーザー光線で刻印したり、特殊書加工により打ちこんだりする方式などがあるが、現状では読み取りの際に特別な装置を必要とする場合が多いため、識別性や汎用性が高い新たな方式の確立が求められている。
TSIはISO標準に準拠させながら、あらゆる産業製品に通用するような技術開発を進めることにしている。
AIMは30年前に設立。世界43カ国の情報関連のテクノロジー、システム、サービスの提供者や利用者計約900社で構成されている。
