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山九/平成17年3月期決算短信(連結)

2005年05月22日/未分類

山九(株)の平成17年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

3PL(一括物流)、3PM(一括メンテナンス)など、引き続き各事業分野の専門性を生かした事業展開を進めるとともに、高成長の続く中国への設備投資、中国への進出企業に対する積極的な営業展開など、事業拡大に向けた施策を推進した。

また、お客様のアウトソーシングニーズに対応すべく現場力の強化を推進するなど、一層の競争力強化と作業品質の向上に取組んだ。

以上の結果、当連結会計年度は、物流事業は輸出入貨物取扱量の増加により港湾・国際物流作業が好調に推移したこと、機工事業におきましては石油・化学関連各社の大型定期修理工事(SDM)量が増加したことなどにより、売上高3,507億57百万円と前期比8.9%の増収、営業利益は129億97百万円と41.2%の増益、経常利益は117億69百万円と52.3%の増益となった。

当期純利益は固定資産減損会計の早期適用により特別損失として26億92百万円を計上したが、41億67百万円と13.6%の増益となった。

セグメント別の状況
物流事業
中国を中心とした輸出入取引の好調さを背景に、港湾および国際物流作業の増加に加え、鉄鋼、石油精製・石油化学関連のお客様工場構内における物流作業がいずれも増加し、売上高2,012億81百万円と前期比9.7%の増収。

機工事業
高炉改修の大型工事は減少したが、石油精製・石油化学関連各社における大型定期修理工事(SDM)が大規模な年であったこと、更に設備の改造工事、設備の解体撤去工事が増加したことなどにより、売上高は1,285億5百万円と前期比7.3%の増収。

その他事業(省略)

次期の見通し
今後の経済情勢につきましては、堅調な輸出や企業収益改善に伴う設備投資に支えられ、緩やかな回復が期待されますが、原油・原材料価格の急騰、円高およびデフレ傾向の継続が懸念されるなど、先行き予断を許さない状況が続くものと考えられる。

お客様各業界は、堅調な輸出に支えられ、生産量は高水準で推移すると見込まれるが、原油・原材料の価格高騰などによるコスト削減施策・合理化施策は今後も続くものと想定されるなど、同社連結グループを取り巻く経営環境は楽観できないものと予想している。

かかる状況下、同社連結グループはお客様からの効率化・合理化要請に対して的確に応えるべく、3PL(一括物流)、3PM(一括メンテナンス)などの専門性を生かした事業展開を進め、物流・機工事業の拡大を図り、中国・東南アジア地域を中心に拠点ネットワークを強化するなど、事業の拡大に向けた施策を推進する。

また、今期より3事業本部(ロジスティクス・ソリューション事業本部、ビジネス・ソリューション事業本部、プラント・エンジニアリング事業本部)制への組織改正を行い、お客様ニーズの変化に対しタイムリーかつ機動的に対応できる体制を構築するとともに、コスト競争力の強化、間接経費の削減、有利子負債の圧縮など、企業収益力の向上と財務体質の強化を図っていく。

その結果、次期の連結業績見通しは、売上高3,520億円、経常利益118億円、当期純利益60億円を予想。

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