LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

鈴与シンワート/平成17年3月期決算短信(連結)

2005年05月25日/未分類

鈴与シンワート(株)の平成17年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

情報サービス部門の体質強化と物流部門の売上拡大を基本方針として事業展開を行った。情報サービス部門は、通信・制御関係の落ち込みと民需事業の立ち上げの遅れなどがあったものの、金融系案件や業務系プロダクト案件が堅調に推移し、増収増益となった。

物流部門は、セメント輸送やコンクリートパイル輸送が好転したことによる陸運事業の売上増加があったが、倉庫事業における大手荷主の在庫数量見直しと収益に比して回収リスクの大きい商事事業の骨材販売量を減少させたことが大きく影響し、物流事業全体としては減収減益となった。

以上のような事業展開により、グループ全体としての売上高は86億99百万円(前期比3.3%増)となったが、情報サービス事業の営業利益が増加したことにより経常利益は2億64百万円(前期比74百万円増)となった。

また、バブル崩壊後から一部残っていた「負の資産」を一気に整理し、1億7百万円の特別利益と4億68百万円の特別損失を計上した結果、当期純損失は66百万円となった。

事業セグメント別の概況
①情報サービス事業
金融系における不動産案件や信託案件、また会計、人事・給与、物流を中心とした業務プロダクト案件が大きく寄与し、売上高は49億10百万円となり、前期比10.4%の増収。

②物流事業
物流事業全体の売上高は、37億68百万円となり、前期比4.5%の減収となった。
陸運事業は、主要貨物であるセメントの取扱量は公共事業の落ち込みを受けて長期減少傾向にあったが、民間設備投資とマンション建設等の民需効果に伴う取扱量の増加があったことや一方の主要貨物である小麦粉の取扱いが堅調に推移し、売上高は19億45百万円となり、前期比6.4%の増収となった。

海運事業は、原糖の本船荷役取扱量が増加したが、主要な貨物である建材の取扱いの減少があったため、売上高は9億24百万円となり、前期比0.2%減とほぼ前年並みで推移した。

倉庫事業は、主要貨物である食品や窯業製品の取扱量の減少、主要顧客の在庫数量の見直し等による取扱量の減少により、売上高は8億63百万円となり、前期比7.7%の減収となった。

海運事業に付随する商事事業は、リスク回避のため骨材販売量を減少させたことにより、売上高は34百万円となり、前期比86.3%の大幅な減収となった。

③その他事業(省略)

次期の見通し
財務の健全化(財務体質の強化)に向けて「Vプラン」期間中は先行投資を極力控えている。情報サービス事業におきましては、特化技術や特化業務を伸長させ、経常的に取引のできる安定顧客を増やすことに全力を挙げて取り組み、また物流事業は、「守りから攻め」への転換を図り、柱となる顧客と事業を育てて行くことにより、平成18年3月期の通期業績は、売上高87億円、経常利益2億55百万円、当期純利益2億46百万円を予定している。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース