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商船三井、近鉄エクスプレス/戦略的業務・資本提携で合意

2005年05月25日/未分類

(株)商船三井と(株)近鉄エクスプレスは、相互補完による両社サービスのより一層の拡充を図るため、航空貨物フォワーディング、海上貨物輸送、ロジスティクスの3分野で戦略的な業務提携・資本提携に合意した。

両社は、メガ・インテグレーターの台頭、国際的な事業・資本提携等、「国際物流マーケット」における競争環境が激変しつつあるとの認識を共有し、両社は共同で積極的に対応するという方針で見解が一致した。

業務提携の内容
(1)幅広く競争力のあるサービスの提供
商船三井は近鉄エクスプレスを航空貨物フォワーディングにおける、近鉄エクスプレスは商船三井を海上貨物輸送における、それぞれ重要なパートナーと位置づける。両社による協業体制を確立し、あらゆるモードで対応できる物流パートナーとして、より幅広い競争力のある、高品質なサービスを顧客に提供する。
(2)重点戦略地域・中国でサービスを高度化
両社が最重点戦略地域としている中国では、商船三井の世界トップクラスの海上定期航路網と営業拠点、近鉄エクスプレスの広範囲で最先端のネットワークとサービス内容を活用して、顧客ニーズを相互に検討しながら、両社のサービスの高度化に努める。
(3)情報・施設・ノウハウを共有しロジスティクス事業を拡大
両社共通の戦略分野であるロジスティクス事業においては、それぞれが得意とする取扱品目についての情報を共有するとともに、保有する倉庫、物流施設と運営ノウハウなどを共有・融通することにより両社の事業の拡大を図り、収益の安定を追求する。また、輸送過程で移送在庫を常にモニターしながら顧客の最適在庫管理を支援する情報サービスも、あわせて強化する。
(4)コスト競争力の強化
コスト面では、商船三井の子会社である商船三井ロジスティクスも含めて、共同仕入れ、スペース調達、混載効率向上、国際ネットワークの相互補完などを通してコスト削減を図り競争力を高める。

資本提携の内容
業務提携をより確固なものとするため、次の通り資本提携を行う。
①商船三井は、近鉄エクスプレスの発行済み株式のうち5%程度を取得する。
②近鉄エクスプレスは商船三井の子会社である商船三井ロジスティクス(株)の発行済み株式の25%程度を取得する。

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