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ヤマト運輸/小倉昌男元会長、死去

2005年07月03日/未分類

ヤマト運輸(株)の元代表取締役会長、前ヤマト福祉財団理事長の小倉昌男氏が6月30日、ロスアンジェルスの長女宅で腎不全のため、死去した。年齢80歳。

「お別れの会」を予定しているが詳細は未定。

小倉昌男氏は、創業者である父親(小倉康臣氏)の後を継いで、1971年大和運輸(現ヤマト運輸)の社長に就任。

オイルショック後には輸送需要の減少の影響を受け、会社の業績が危機に瀕するが、その打開策として、1976年に宅急便を発売。

「サービスが先、利益はあと」の精神で事業展開し、宅急便を国民生活になくてはならないサービスとして定着させた。今日、売上高1兆円を超えるヤマトグループ58社の礎を築いた功績は多大である。

1993年には保有していたヤマト運輸株200万株を投じ、障がい者の自立を支援するヤマト福祉財団を設立。1995年、ヤマト運輸の経営から身を引き、財団の仕事に専念してきた。

その間、福祉関係者を対象に福祉の世界に経営の手法を取り入れることの重要性を説く経営セミナーの開催や、障がい者と健常者が共に働くパン屋・スワンベーカリー16店の展開など、福祉と経営の融合を目指した活動を展開してきた。

経歴
1924年12月13日生
本籍地東京都中央区銀座5-1-5
1947年9月東京大学経済学部卒業
職歴
1948年9月大和運輸株式会社入社
(1982年10月ヤマト運輸株式会社に改称)
1961年3月同社取締役
1965年3月同社専務取締役
1971年3月同社代表取締役社長
(1976年「宅急便」開始)
1987年6月同社代表取締役会長
1991年6月同社代表取締役相談役
1993年6月同社代表取締役会長
1995年6月退任

1993年(平成5)9月財団法人ヤマト福祉財団設立理事長に就任
2005年6月退任

ヤマト福祉財団理事長専任中に、(株)スワン、(株)スワンネット、(株)スワン製炭各代表取締役を歴任

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