LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

アフガニスタン/DHL参画のジェネリック薬生産工場がカブールで稼動(翻訳)

2005年07月18日/未分類

アフガニスタンでジェネリック薬の生産工場「バズ・インターナショナル・ファーマソーティカル・カンパニー」が今年10月に稼動する。

同国の紛争後初となる製薬工場で、DHLなどが「バズ」建設プロジェクトである「アフガン・ジェネリック・メディスン・プロジェクト」に参加している。建設地はカブール。抗生物質、鎮痛薬など緊急に必要な薬を年間3-5億錠生産する計画。

アフガン・プロジェクトは2002年、スイスのNPO(民間非営利団体)などによって立ち上げられた。ドイツ・ポストが子会社であるDHLとともに参加しており、生産設備の輸送などのロジスティクスや地元採用の物流担当者の訓練を担当している。

アフガニスタンでは新生児の4人に1人が5歳未満で死亡しており、その死因の多くは治療可能な感染症となっている。国内での製薬工場設立は課題となっていた。

欧州域内のジェネリック薬メーカー500社で構成する「欧州ジェネリック・メディスン・アソシエーション」(EGA)が、工場設備の寄付や製薬技術の現地人向け訓練を主導している。今年9月には、アフガニスタン人技術者14人が約1カ月間、欧州で訓練を受ける。

DHLは、陸海空の輸送、ロジスティクス、通関、輸出規制などの面でサポート。生産設備、機械類を既に、ニューヨークからアラブ首長国連邦を経由してカブールに輸送し終えている。同社は、アフガニスタンでの業務を2002年に始めており、カブールを含む3カ所に拠点を持つ。カブールでの工場稼動後も、病院、薬店への薬の配送などを担当することにしている。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース