LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

DHL/インドの合弁事業を統合、事業基盤強化

2007年06月22日/国際

DHLとインドのロジスティクス企業・リーミュールグループは、インド国内の合弁事業を統合する。新会社の社名は「DHL・リーミュール・ロジスティクス・プライベート・リミテッド」で、ドイツポストワールドネット(DPWN)とリーミュールがそれぞれ76%と24%の株式を保有する。

統合会社は、DHL・ダンザス・リーミュール・プライベート・リミテッド社の事業と、最近リーアンドミュアヘッドプライベートリミテッドから一般貨物のコントラクトロジスティクスと通関業務を取得したエクセル・インディア・プライベートリミテッドの事業を統合。

この統合で、DHLは「インドでの国際貨物輸送、サプライチェーンマネジメント、通関業務のリーダー的地位につくこととなる」としている。

統合後、DHLのロジスティクス事業は、貨物輸送事業についてはDHLグローバルフォワーディングとして、コントラクトロジスティクスはDHLエクセルサプライチェーンとして、DHLのブランドで展開。これにより、対象地域の拡大、商品やサービス面でのリーダーシップ、ロジスティクスやサプライチェーンに関する顧客ニーズへの対応が強化されるとしている。

DHL・リーミュール・ロジスティクス・プライベート・リミテッドのマネージングディレクターには、エクセル・インディア・プライベート・リミテッドのマネージングディレクター、ラジーブ・ラジャダクーシャ氏が、DHLグローバルフォワーディングの最高執行責任者(COO)には、クリスト・フレムンド氏が就く。

DHL・リーミュール・ロジスティクス・プライベート・リミテッドの設立について、同社は「2005年12月にエクセル社がDHLの親会社であるDPWNのグローバルグループの傘下に入ったことで実現した」としている。

インドのロジスティクス市場は現在、推定約450億米ドル規模だが、DHLでは2015年には1220億米ドルに達し、インド経済の成長率を上回る毎年11%超の割合で成長すると見込んでいる。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース