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三菱電機/環境対応型ロジスティクスシステム構築へ

2005年07月24日/未分類

三菱電機(株)は、環境・社会報告書2005版を発行した。

物流分野については、環境対応型ロジスティクスシステムを構築して、エコロジスティクス(Economy&Ecology Logistics)活動を推進し、包装材の3R対応とモーダルシフトの拡大によるCO2(二酸化炭素)排出量を削減する。

主な内容はモーダルシフトの拡大でCO2排出量を削減を進め、国内では、出荷物量の多い関東方面への往復の輸送を対象に、関西で生産・出荷している製品の輸送を10t車大型トラックから12ft鉄道コンテナに切り替え推進中で、同区間ではCO2排出量の83%削減が可能になる。

海外からの輸入はJR貨物(株)の12ftコンテナ3個を専用に積むことができるフラット・ラックを用いて中国(上海)から北九州に海上輸送し、そこから鉄道輸送用に分割、西日本各地の配送センターへ小口輸送する。

従来は中国からの海上輸送(40ftコンテナ)を東京で陸上げ後、埼玉県にある三菱電機ホーム機器(株)からトラック輸送していたが、鉄道輸送にシフトすることでCO2排出量の削減を進めている。

国内輸送業界では、10tトラックの容積・重量に相当する鉄道コンテナとして31ftコンテナが普及し、モーダルシフトが加速しており、三菱電機グループも、東日本地区(日本建鐵(株)、静岡製作所)で生産した製品の西日本地区(九州物流センター)への輸送をトラックから鉄道へ切り替えている。

2004年度の三菱電機グループのCO2排出量は9.8万トンで、鉄道と海上輸送へのモーダルシフトの拡大に向けて、積極的に取り組んでいる。

総輸送量に占めるモーダルシフトに相当する鉄道と海上輸送の構成比は10.7%で、2002年度構成比に比べて10%増加している。

三菱電機ロジスティクス(株)の活動では、車両運行管理端末による車両運行管理システムを全社の営業車両(対象279台)に導入し、輸配送と燃料使用量の効率化に努め、車両の排ガス対策として低公害車(低排出ガス認定車)を23台導入した

倉庫管理でも、建屋および付帯設備において省エネ型の設備を導入し、エコ仕様を推進し、荷役設備であるフォークリフトはバッテリー仕様に切り替えている。

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