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西友/平成17年12月期中間決算短信(連結)

2005年08月21日/未分類

(株)西友の平成17年12月期中間決算短信(連結)の主な内容は下記のとおり。

経営方針
会社の対処すべき課題
当社グループは5ヵ年計画に基づき、EDLC(エブリデー・ロー・コスト)/EDLP(エブリデー・ロー・プライス)サイクルの確立に向け、ウォルマート社のノウハウを活用し、経営組織の再編、社員の教育・訓練、コスト削減、世界の適地からの商品調達などの新しい取り組みを、本格的に開始した。
これらの取り組みを通し、数年間をかけて「新しい西友」を実現する。
①まず、最初の2年間程度は主に変革を支える優れたウォルマート社の仕組みの導入を図った。
(基盤作り期:2003年~2004年)
②その後2年間程度は導入された仕組みを量的に拡大し、質的に磨きをかけている。
(実践期:2005年~2006年)
③そして、最終的に「お客様に喜んでいただける西友」を実現する。(成長期:2007年以降)
2005年度は5ヶ年計画「実践期」の初年度として、これまで導入した新たなシステムの活用と、西友グループを統合した6リージョン制による店舗運営の浸透を図り、店舗オペレーションの改善を進めている。そして、一品一品の商品に焦点を当てた売場をつくることにより、お客様がお買い物しやすい環境を整え売上高の向上を図るとともに、コスト構造の更なる改善を進める。

経営成績
当中間連結会計期間の小売における既存店売上高前年比は-4.5%となった。四半期の推移で見ると第1四半期(1月~3月)は-7.1%と厳しい状況だったが、第2四半期(4月~6月)は品切れの削減や店舗クリーンアップなど基本業務の徹底と価格やプロモーションの強化など即効性のある施策により-2.0%と改善した。

粗利益率についても第1四半期は前年差-0.9%だったが、売上の回復と共に改善し、第2四半期は前年差+0.3%とプラスに転じた。

毎月店頭でお客様アンケートを実施しており、今年1月と6月を比較すると殆どの項目でお客様の支持が向上している。

例えば「商品の品切れ」は「良い」「非常に良い」と回答されたお客様は3.7%増加、「値段の安さ」では6.4%増加した。第2四半期の売上高・粗利益率の改善理由としてはこうした基本業務の徹底が進んだことが上げられる。

これらの結果、平成17年度中間期は(1月~6月)は、連結売上高は4,820億32百万円(前年同期比-5.4%)、経常損失69億21百万円(前中間連結会計期間は経常利益5億15百万円)、中間純損失105億91百万円(同中間純損失28億80百万円)となった。

事業の種類別セグメントの業績
リテイル事業
第1四半期は厳しい価格競争の中で苦戦を強いられ、既存店売上高前年比は-7.1%となった。第2四半期には
・即効性のある日替わりや特売などの価格見直しやクーポンセールの実施とチラシの強化
・スマートシステム、リテールリンクを活用してお取引先との協力を深め、新製品や季節のイベントなどのプロモーションを強化
・モジュラー(品揃え)の見直しや住居用品を中心としたアイテム拡大により品揃えを強化などの施策を行った。

これらの結果、売上高4,689億29百万円(前年同期比96.4%)、営業損失34億28百万円
(前中間連結会計期間は営業利益39億43百万円)となった。

その他事業
トレード・ディストリビューション事業では輸入取引拡大により収益拡大となったが、前連結会計年度まで連結子会社だったアミューズメント会社2社が当期より連結対象除外となったため、売上高は321億27百万円(前年同期比80.2%)、営業利益は3億3百万円(同54.4%)と減少した。

通期の見通し
下期は売上向上に向けた即効性のある施策を強化する。第2四半期に大きな成果を得た新製品の集中的な展開やモチベーション・イベントの取り組みを継続して行うと共に、生鮮食品の強化・住居用品のアイテム拡大・衣料品のバラエティ拡大など品揃えを充実する

6月末で194店舗となった24時間営業店舗では深夜時間帯の需要に応える品揃えをさらに充実し、一層の売上拡大を図っていく。

システムなどに代表されるウォルマート社の技術・ノウハウは日本流にアレンジされて導入が進んでおり、ウォルマート社との協力関係はこうした日々の取り組みを通してますます深まっている。

今後はこうした技術・ノウハウを活用して業績の向上に取り組み、通期の連結見通しは、売上高9,920億円、経常損失30億円、当期純損失75億円を見込んでいる。

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