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ゼロ/平成19年6月期、日産の影響悪化を吸収

2007年08月16日/決算

(株)ゼロの平成19年6月期の連結業績は、主要顧客である日産自動車(株)の国内新車販売台数が前連結会計年度を大きく下回ったが、売上高は541億77百万円(前年同期比5.8%増)、営業利益9億52百万円(7.8%増)、経常利益は11億7百万円(7.1%増)、純利益は、投資有価証券評価損などの特別損失を計上したが本業での儲けに加えて旧本社の売却益等の特別利益もあったことから、6億60百万円(54.7%増)となった。

受託台数が減り、輸送効率も落ちたものの、収益悪化要素を吸収し、輸送方法の抜本的な見直し、輸送コスト増の一部料金への反映、社内経費の節減等に徹底して取り組んだ。

事業の種類別セグメントの業績
車両輸送関連事業
中古車輸送は積極的な営業活動により台数・売上共に伸長し、また輸入車輸送においてもBMWの国内輸送シェアを100%にまで引き上げることができたことなどプラスとなる要因もあったが、主要顧客である日産自動車の国内販売不振の影響は大きく、車両輸送全体の売上高は475億84百万円(0.8%減%)となった。

カーセレクション事業
主要出品顧客はリース会社と日産販売会社だが、大手リース会社が進める独自入札会の開催や、日産販売会社の下取り台数減少などの影響で出品台数が落ちこみ、売上高は9億75百万円(11.1%減)。

一般貨物輸送事業
平成18年4月に子会社化した(株)九倉の業績上乗せや、輸送取引契約の積極的な拡大などにより売上高は56億16百万円(161.2%増)となった。

次期の見通し
輸送効率と輸送収益率の改善・向上活動は、成果が見え始めたが、さらなるスピードアップを目指し、中古車輸送台数の増進や新規事業としての一般貨物輸送事業の拡大なども、これまで同様継続し、平成20年6月期の売上高は565億円(4.3%増)、営業利益は16億50百万円(73.3%増)、経常利益は17億20百万円(55.3%増)、当期純利益は9億60百万円(45.4%増)を見込んでいる。

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